美味しい果物で養生を〜メロン(夏編)〜
2018.07.24
連日暑い日が続いていますね。暦の上では7月23日が「大暑」、そして8月7日が「立秋」で、今まさに『暑中』です。
熱中症のリスクと対策が繰り返し報道されていますが、どうぶつも基本は同じです。やはりエアコン等を使って最適温度に調節すること、水分補給をしっかりすること。そして身体に熱がこもりがちになるドライフードだけではなく、旬の食材で身体の中からもケアできると良いなと思います。
今回は果物養生シリーズ夏編。夏の果物の代表格メロンとスイカの効能をご紹介します。
【メロン(香瓜):寒性】
〈効能〉
・清熱:身体の熱を冷ます
・解暑:暑邪(=夏の炎暑がもたらす強い熱性の病因)を取り除く
・生津:身体を潤す
・利水:水分代謝を良くする
〈適応症〉高血圧、疲労、がん予防、美肌、血栓予防
【スイカ(西瓜):寒性】
〈効能〉
・清熱、解暑、利水
・除煩:胸中の熱や不安感を除く
・止渇:喉の渇きを解消する
〈適応症〉糖尿病、口渇、尿の濁り、高血圧、熱中症予防
[効能・適応症状:『現代の食卓に生かす「食味食性表」 』燎原書店 より]
効能を見れば言わずもがなの猛暑対策果物ですね^ – ^
猫さんはなかなか難しいかも知れませんが、食べてくれそうなら少量ずつお試しください。
いずれも食べすぎてお腹をこわさないように、そして、同じく夏に美味しいブドウについては腎機能に影響があるという報告がありますので与えないように、ご注意なさってください。
8月4日(土)15:30~、京都市内の「野と花鍼灸院」でわんちゃんの食養生を中心としたセミナーを開催します。
ご興味のある方は当院までご連絡ください。070-5661-6216(9:00~19:00)
1日量は、5kgのワンちゃんで20g前後が目安です。
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉