こわがりさんでも大丈夫
2019.02.28
我が家の今年12歳になる猫ミスティは、生後1か月頃に拾われて家で暮らすようになってから、全くの病気知らずでした。
そんな彼が先日、朝からいつものようにゴハンを催促することもなくうずくまり、呼吸も浅く動くのが辛そうでした。 “そろそろいい歳だから病院で検査が要るかな…” などと考えながら身体を触ると、腰部がガチガチに硬くなっていて、軽く押すだけで痛そうな様子。寒さにストレスに体重の増加、で腰痛だったのでした。
不通則痛(経絡に詰まりがあって通らない=痛みとなる)、早速鍼治療となりました。
彼はこわがりで、普段私が近づくだけで「な、何すんのん⁈」といつも警戒します。でも何故かこの時は全然こわがらず、更にはスリスリと御礼(?)までしてくれました。
幸い軽症で、1回の鍼治療だけでかなり動きが良くなり食欲も回復。翌日もまた治療を受け入れてくれて、いつも通りの体調に復活しました。
ただ、調子が良くなった後「まだちょっと背中の硬さが残っているから」と3回目の治療をしようとした時は、またいつもの逃げ腰に。ゲンキンというか正直というか…
当院の患者さんも、「大人しく治療を受けられるかな…」とご心配されることがありますが、鍼灸が好きな子はいつでも気持ち良さそうにしてくれますし、ちょっと苦手な子でもミスティのように身体が必要としている時は案外気分良く受け入れてくれています。
ミスティ、見た目は貫禄たっぷりなんですけどね…
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉