お灸のススメ
2017.10.26
10月23日は暦の上では「霜降(そうこう)」と呼ばれる日で、露が冷気で霜になって降りる頃とされています。実際、先日の台風21号が通過しても気温があまり上がらず、寒さを感じる日が続いていますね。
そんな雨が降ったり冷えこんだりする日には、お灸の出番です。
お灸は調子が悪い時だけでなく、寒さや疲れに負けない身体づくりなど、日々の養生にも役立ちます。例えば、松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭、旅立ちの前に「三里に灸を据え…」という一節がありますが、膝の少し下にあるこの“足三里”は、胃腸にも足腰にも効くとても優秀なツボで、養生にはぴったりです。
「熱くない?」「毛が焦げない⁈」と言われることがありますが、毛皮のあるどうぶつ達にはちょうど気持ちの良い暖かさになります。
「病気ではないけどなんとなく元気が無い」とか、「今は元気だけど高齢で今後が心配…」という子達にも是非取り入れて欲しいな、と思っています。
台座にモグサを成型してあって火をつけるだけのお灸や棒状のお灸など、ご家庭でできるお灸もありますので、いつでもお気軽にご相談ください。
↑ 膝下のやや外側(足三里)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉