「おおきなかぶ」
2018.02.26
絵本「おおきなかぶ」をご存知ですか。
ロシアの民話が元になっていて、『おじいさんが丹精込めて作った蕪が大きく育ち、いざ収穫しようとすると大きすぎて抜けません。そこでおばあさんを呼んで来ますがそれでも抜けず、孫娘が呼ばれ犬も猫も呼ばれ…最後はねずみが加わって、ようやく抜けました!』というお話しです。“猫がねずみを連れてくる”というシチュエーションや“ねずみが加わると抜ける”というオチが好きでした。
最近、「あとちょっとの力」を大切にしていきたいな…と感じる事があり、このお話しを思い出しました。
手術や注射やお薬だけでなく、食べ物や日常のスキンシップ、「少しでも機嫌良く過ごして欲しい」と想う気持ち…等々、どの力が大きくてどの力は小さいとかではなく、色んな力が同じ方に向かって協力して引っ張ってこその治療だなと感じています。そうして力を合わせれば、嬉しい結果が出てくるものですね。
ちなみに蕪は、体を温めるけれど“のぼせ”も抑え、解毒に消化促進そして咳止めも、と優秀な薬膳食材です。暦の上では春でも実際はまだまだ寒い今頃にもおすすめの食材です。ドライフードがメインの場合は、いつものゴハンにちょっと「蕪おろし」をトッピング、でお試しください。
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