6月の休診日のお知らせ
2018.05.20
6月17日(日)・24日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉
2018.05.20
6月17日(日)・24日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
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2018.04.25
今年は寒い冬から一転、平年より早く桜が咲き、当院のある長岡京市の花「キリシマツツジ」も見頃になりました。例年ならゴールデンウィークがちょうど満開という感じなのですが、あっという間に初夏のようですね。
暦の上でも4月20日が「穀雨」、5月5日が「立夏」、着々と夏が近づいています。
中医学の基となる陰陽五行考え方では、自然は必ず陰と陽のバランスで成り立っているとされています。つまり今冬は寒さが強かったので、きっと夏は暑くなる…のです。
我が家のご近所にさくらんぼのなる木があり、これもいつもより早く実が熟しつつあります。陽気が高まる初夏から夏に旬を迎える果物は「涼性」や「寒性」の冷やすタイプのものが多い中、このさくらんぼと桃は身体を温める「温性」の果物です。
さくらんぼ(桜桃)は、
〈効能〉
・祛風湿:風湿の邪気を取り除く
(環境中の湿気や身体の中に溜まった余分な水(湿)が起こす障害を除いて、痛みや痺れを取る)
・補中:中焦を補う (消化機能を助ける 中焦;身体の真ん中=主に消化器官)
・補気:気を補う
・透疹:発疹を治す
〈適応症状〉
・手足の痺れ、足腰の痛み
・発疹
・下痢
・冷え性
・疲労
・消化促進 効能・適応症状:『現代の食卓に生かす「食味食性表」 』燎原書店 より
など、まさに梅雨時の湿気による体調不良やエアコンの風による冷えなどにぴったりの果物です。どちらかといえば見た目の可愛さからスイーツの飾り的存在ですが、しっかりと効能があるのですね。
未熟な実の種は砕くと有毒な物質を含みますし、種自体が腸閉塞を起こすこともありますので、犬猫さんには種を取って1〜2粒だけ、おすそ分けしてあげてください。
同じく温性の桃にも、身体を潤し(生津・潤腸)、消化を助け(消積)、体力回復(補気)に役立つ、などの効能があります。こちらも犬猫さんにも食べてもらえます。皮と種は必ず取り除いて、果肉だけをあげてくださいね。
今年は、実も大きいです。早速小鳥が食べに来ていました!
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2018.04.20
5月3日(木)午前・4日(金)午前は、他院勤務のため休診とさせていただきます。
5月27日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
上記以外は土・日・祝日、ゴールデンウィーク中も診療しております。
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2018.03.26
『You are what you eat (健康は食にあり)』
先日、ペットの栄養と食事に関するセミナーに参加しました。その際とても印象的だった言葉が、上記のことわざです。
日本語で『健康は食事にある』というと、当たり前の事と聞き流してしまいそうですが、“あなたはあなたの食べる物で出来ている”と直訳するとインパクトがあり、かえって食べ物の大切さが際立って、心に響きます。「何を身体に入れるか」によって調子良く過ごせるかどうか決まってくる…ちょっと大袈裟に言えば、人生も変わっちゃうかも知れないんだなぁと、改めて考えさせられます。
これはどうぶつ達にも当てはまる事ですので、たとえ「バランスが良い」と記されているペットフードであっても、一年中ずっとそれだけ…ではなく、その時々の体調や季節に合うように内容を調整してあげたいですよね。
人間とどうぶつ達では、必要な栄養素やバランスが違います(例えば猫は完全な肉食、犬は雑食に近い肉食、など)ので、手作りする際には押さえておくべきポイントがあります。新鮮で美味しいものをどんどん食べて調子の良い身体になってもらえるよう、食餌についてもご相談いただけたら嬉しいな、と思っています。
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2018.03.20
4月22日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉
2018.02.26
絵本「おおきなかぶ」をご存知ですか。
ロシアの民話が元になっていて、『おじいさんが丹精込めて作った蕪が大きく育ち、いざ収穫しようとすると大きすぎて抜けません。そこでおばあさんを呼んで来ますがそれでも抜けず、孫娘が呼ばれ犬も猫も呼ばれ…最後はねずみが加わって、ようやく抜けました!』というお話しです。“猫がねずみを連れてくる”というシチュエーションや“ねずみが加わると抜ける”というオチが好きでした。
最近、「あとちょっとの力」を大切にしていきたいな…と感じる事があり、このお話しを思い出しました。
手術や注射やお薬だけでなく、食べ物や日常のスキンシップ、「少しでも機嫌良く過ごして欲しい」と想う気持ち…等々、どの力が大きくてどの力は小さいとかではなく、色んな力が同じ方に向かって協力して引っ張ってこその治療だなと感じています。そうして力を合わせれば、嬉しい結果が出てくるものですね。
ちなみに蕪は、体を温めるけれど“のぼせ”も抑え、解毒に消化促進そして咳止めも、と優秀な薬膳食材です。暦の上では春でも実際はまだまだ寒い今頃にもおすすめの食材です。ドライフードがメインの場合は、いつものゴハンにちょっと「蕪おろし」をトッピング、でお試しください。
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2018.02.20
3月4日(日)・8日(木)・25日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
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2018.01.20
1月20日は「大寒」で、これから立春までの約2週間が、1年で最も寒い時季となります。
寒さが苦手な猫さんや高齢のどうぶつ達だけでなく、元気に走り回っている若いコ達にも案外冷えによる影響はあるものです。前回の「冬の養生法」でお伝えしたように、寒さ対策をしていないと春になってから体調を崩す原因になる事もあるでしょう。
寒さ対策には、エアコンや炬燵・床暖房のほか、夜間やお留守番時には服を着せたり毛布に潜ったり…など色々な方法があって、ご家庭の状況やどうぶつ達の年齢・体調に合わせて工夫されていると思います。そこでお勧めしたいのが、身体にも環境にも優しくて、じんわり気持ち良く温めてくれる「小豆カイロ」です。
布と小豆だけで簡単に、そして好みの柄やサイズで作れますので、是非どうぶつと人とお揃いのカイロを作ってみてください!
材料:
布(約30cm×36cm程度)、小豆(200g)
今回はオーガニックコットンを使ってハガキサイズのカイロを作りました
作り方:
⒈布の裏側に作りたい大きさの倍のサイズに線を引き、縫いしろ分として約1cm大きく切ります。
⒉布を中表に半分に折り、小豆の入れ口になる2~3cm分を残して周囲をミシンで縫います(または返し縫いで手縫いでもOK)。
⒊小豆の入れ口部分から布をひっくり返して小豆をつめ、口を縫い閉じたら完成です。
よごれ防止にカバーを作るとより良いかな、と思います。
使い方:
今回作ったハガキサイズ(小豆200g)なら、電子レンジで500W・1分温めるのが目安です。(小豆の量やレンジの種類によって適正加熱時間が異なりますので、まずは短時間から調整なさってください。)
直接当てても熱くはありませんが、カバーを掛けたり布で巻いたりお布団の下に置いたりなど、お好みでお使いください。長時間持続するものではありませんが、何度でも繰り返し使えます。どうぶつなら主に腰を、人は頚・腰・お腹などが保温ポイントです。
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2018.01.19
2月4日(日)・25日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉
2017.12.21
12月22日は「冬至」で、暦の上では冬真盛り、陰が極まる時です。毎年動物園のカピバラが柚子湯に入っている様子がニュースになるなど、二十四節気の中で最も現代の生活に溶け込んでいる日ぢゃないかな、と思います。年末の慌ただしさや風邪の流行など体調を崩しやすい時期にあたるため、養生に気をつけるからでしょうか。
今回は、中国最古の医学書『黄帝内経』(前出:ブログ「春の養生法」)より、冬の養生法をご紹介します。
【冬は諸々のものが門戸を閉ざしてとじ籠る季節です。このような時は、夜は早く寝て朝は日が昇ってから起き、肉体的にも精神的にも静かに過ごしましょう。寒さに触れないよう暖かくし、過労して汗をかかないようにしましょう。これに逆らうと、冬の主役である「腎」が傷つき病になります。たとえ直ぐに発病しなくても、春に病が表に出てきます。】
(中医学で「腎」とは、泌尿器だけでなく、生命の根本・成長や老化にも関わっています。)
その土地によって冬の厳しさが違いますから、全てが現代の日本の冬に当てはまる訳ではありませんが、それでも他の季節に比べると「朝は日が昇ってから起き」るのが良いなんて、優しいなぁ…と意外に思いました。一方、年末年始は様々なイベントが目白押しの時季ですから、「過労しない」「心静かに過ごす」のはなかなか難しく、気をつけないといけないですね。
冬至を過ぎれば今年もあと僅か。ますます寒さが厳しくなりますが、暖かく楽しく過ごして、どうぞ良い年をお迎えください。
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉