10月の休診日のお知らせ
2016.10.06
10月8日(土)・14日(金)・22日(土)は他院勤務のため、16日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉
2016.10.06
10月8日(土)・14日(金)・22日(土)は他院勤務のため、16日(日)は研修のため、休診とさせていただきます。
(上記以外は土・日・祝日もご予約いただけます。)
〈ペットの東洋医学診療は京都 長岡京・華葉どうぶつ病院までご相談ください〉
2016.09.30
先日、日本獣医中医薬学院の推拿研究科を卒業しました。
「推拿」とは、簡単に表現すると”マッサージ”で、どちらかというと「鍼灸治療の補足」というイメージのものですが、最近、その良さを実感しています。
我が家には糖尿病を持つ猫が居て以前から鍼灸治療をしていますが、18歳半になったここ最近、鍼灸治療より推拿の方が気分が良さそうなのです。人間では90歳に相当する彼女にとっては、軽い処方でも鍼灸処置は刺激が大きいのかもしれませんし、推拿だけで十分なのだと思います。推拿手技では体にしっかり触れるので、凝っているところ、痛いところ、気持ちいいところ等々体の状態がダイレクトに分かりやすく、さらに、スキンシップ効果で信頼関係も増すという特典もあります。
…とはいえ「獣医推拿整体師」という肩書きはつきましたが、みんなに気持ち良く治療を受けてもらうため、まだまだ修行途中です。
我が家の猫(イオ・18.5歳)
先日久々に採ってきた猫じゃらしに興奮し、若々しい表情になりました。飛びつこうとしてふらつきましたが…(ー ー;)
2016.09.07
少し前のことですが、6月4・5日に奈良の薬膳レストラン「藍布」さん(ヒトのレストランです)で開催された『どうぶつ薬膳セミナー』で、お話しをさせていただきました。その時、食餌の事はとても気になっているけど、病院には相談しづらかったり、どのように始めたら良いか分からなかったり…という方が結構おられると感じました。
そこで、あまり難しく考えず気軽に楽しくどうぶつ達の日々の食餌のお話が出来たら、と、当院内でも随時セミナーを開催したいと考えています。なるべく少人数で、それぞれのお困り事に合わせて(西洋医学の新情報も踏まえた上で)お話ししたいな、と思っています。
日程は「お知らせ」ページでも告知しますが、それ以外でも、ご希望があればメールにてご連絡下さい。もちろん出張も致します。
2016.08.14
連日暑い日が続いていますので、今回は夏にオススメの食材のお話です。
冷房は冷えすぎないよう軽めにして、その代わりに、身近な旬の食材で、身体の熱を冷ましたり、水分補給・夏バテ防止してあげられたらいいな、と思います。
・キュウリ(清熱利湿=熱を冷ましてむくみをとる)
・トマト(養陰生津=身体の水分を補う)
・ピーマン(理気和胃=血液をサラサラにする、食欲増進など)
・豆腐(清熱解暑=暑熱を取り除く)
・豚肉(養陰生津、補気補血=身体の水分を補う、体力回復など)*豚肉は必ずしっかり火を通す。
その他、冬瓜・スイカ・オクラ・ひじき・わかめ・山芋・緑豆(もやしや春雨)などもおすすめです。
注意点として、食べ慣れていない場合は出来るだけ小さく(みじん切りまたはすりおろす)、量も少しづつ始めてください。そして、猫ちゃんと高齢や体力低下しているわんちゃんには、野菜も火を通してあげて下さい。
いつもの主食にトッピングしたり、お散歩後のおやつにしたりなど、是非ご家族と一緒に楽しみながら養生してください。
2016.08.08
8月15日・16日は他院勤務のため休診とさせていただきますが、その他の日については通常通り診療しております。お気軽にご相談・ご予約ください。
2016.08.07
最近、ストレスが病気を引き起こすメカニズムについて、科学的にも解明されてきていますが、元々、中医学では「心身一如(しんしんいちにょ=心と身体は不可分)」という考え方に基づいて診療をしています。
「心=情志(感情)」に大きな変化があると「身体」もバランスを崩して病に負けてしまう、心と体は密接に関連している、という考え方です。だから、病気・症状だけを診るのではなく、環境も含めた患者さん全体を診ることを大切にしています。
日頃皆さんが体調を崩した時、つい症状を抑えるお薬に頼って、休息や心の癒しを疎かにしがちではないでしょうか。でも実は、身体の休息はもちろん、心の癒しが治療にはとても大切な事で、動物たちもまた同じだと思うのです。
だから、もし動物たちが病気になった時は、病気だけを見ず、その子自身を見てあげてください。そして、人間も動物もみんなが、日々ちょっとした癒しやリラックスできる時間をつくって、病気予防(未病治)が出来ればいいなと思います。
2016.07.31
東洋医学と西洋医学の違いに、「病気の基準」があります。
西洋医学では主に、検査等で数値化して「病気か健康か」を線引きし、「異常値(病気)」なら治療をします。
ただ、実際には西洋的な「YesかNoか」で区切れないグレーゾーンが存在していて、東洋医学ではこれを「未病(みびょう:未だ病まず)」と言います。そして、病気未満のこの時点で、崩れかけた身体のバランスを整えて健康な状態に戻すのが、東洋医学の得意な「未病治」です。
動物たちは言葉を話さないので、目立った症状が出ない場合は未病状態に気づきにくいかも知れませんが、例えば“年のせいかなー”で済ませてしまうような症状も、鍼灸治療で解決して快適な生活が送れるようになるかも知れません。
どんな些細な症状であっても、いつも一緒に生活しているご家族が気になるようなことがあれば、東洋医学治療を考えてみては如何でしょうか。
2016.07.24
「東洋医学」という言葉は一般的ですが、「中医学」という表現はあまり知られていないのではないでしょうか。
正式には「東洋医学」とは、アジアで発祥・発達した医学の総称(中国伝統医学・インドのアーユルヴェーダ・イスラム医学・チベット医学など)で、「中医学」はその内の中国伝統医学(鍼・灸・漢方薬や推拿など)のことです。
そして、通常耳にする“東洋医学”は、中医学や和漢方(日本に入ってきた中国伝統医学が風土に合わせて独自に発達したもの)を指します。(=狭義の東洋医学)
当院では、この狭義の東洋医学に基づいた診療をしています。
2016.07.18
華葉どうぶつ病院は、東洋医学治療のみの動物病院ですが、これは決して西洋医学を否定している訳でも東洋医学にこだわっている訳でもありません。
例えるなら、立ち往生しているひとの前に立って手を引いてあげる力強い西洋医学と、後ろから支えて一緒に歩く穏やかな東洋医学、そんな風に考えています。約18年間診療に携わってきて、私は後者の役割が出来たら良いなという気持ちで、この病院を始めました。
だから、アプローチも治療法も違うそれぞれの「良いとこ取り」をして、前で引っ張ってくれる獣医さんとタッグを組み、トラブルを抱えたどうぶつやご家族のお手伝いが出来れば嬉しいなと思っています。
2016.07.14
初めまして。華葉どうぶつ病院です。
当院は、東洋医学専門の動物病院として、今年5月に京都府長岡京市で開院いたしました。
開院から2か月、一番多かった反応は「動物にも鍼灸治療ってできるのですね!」と驚かれることでした。
私も数年前までは同じような感覚でしたが、実際に携わってみると、体の小さな動物にこそ適した治療だと感じるようになりました。
そしてまた、東洋医学の治療では、ご家庭でしていただけることがたくさんあります。
これから少しずつ、東洋医学のことやお家での養生法などをこの場でお伝えしていきたいと思っています。
気軽に楽しく読んで実践していただけると幸いです。